狛江市議会平成27年度第4回定例会一般質問80分 辻村ともこ   3問目 「子育てサイトについて」

狛江市議会平成27年度第4回定例会一般質問80分 辻村ともこ

3問目 「子育てサイトについて」

「子育て」というと、どうしても母親が中心になって、家族のなかでやるものという印象が強かったのですが、実は行政や地域が担う部分も結構あります。なぜなら、子供は、父親母親の子供であると同時に、「日本の宝・狛江の宝」でもあるからです。公共を担うさまざまな機関は、子供の成長に責任を持っています。父親、母親をはじめとする保護者は、子供を健全に育てる責任があります。公的な機関を活用して、「子供を育てる事とは」とか、「自分の子供のために、どんなことしてあげられるか?」と考えるきっかけをつくるのが子育てサイトではないかと思います。
行政、民間の子育て情報が一つに集められた子育て中の人と行政、まちをつなぐ子育てポータルサイトを目指す自治体が多く見られます。
狛江市におきましては、平成26年度事業評価におきまして、外部評価委員会より、子育てサイトのサイト内情報整理について指摘がありました。

3年程前より、子育てサイトの事業のあり方について質問をさせて頂いておりました。この2年間静観をさせて頂きましたが、良くなった点も多くみられ、これは職員の皆様のご努力と委託会社、市民委員の皆様の成果だと思います。しかし、一方で、いまだ変わらない部分、変えなくてはならない部分は、外部の目を入れ、改善の必要があるのではないかとの思いから、外部評価委員会指摘を元に、現状と課題、そして今後の対応についてお伺いします。

まず、現状と課題について子育てサイトの目的と主な事業内容は。
以下の通りとのことをお伺いしている。
一つ目は「こまえ子育てねっと」で、子育てに関する最新の行政情報、地域密着のイベント情報、子育て施設情報、ネットによる相談などを扱います。
2つ目は「こまえスマイルぴーれ」です。狛江の子育てを応援するため、市民委員の皆様が、市内外の施設やイベントなどを取材し、子育て中の親の視点からの情報を発信しています。また手作りグッズや親子のお出かけ情報等の記事を定期的に更新しております。
3つ目は「こまえパクパクぴーれ」です。これは食育情報を発信するサイトで、子どもの発達段階に合わせたレシピを検索することができ、レシピの投稿や離乳食に関する質問もすることができます。レシピは投稿をいただいたものの他、保育園の栄養士に保育園で提供している献立から、毎月掲載をお願いしております。また現在は、狛江在住の野菜ソムリエである香月りささんに狛江の野菜についての記事と野菜料理のレシピを書いていただいております。


質問1
子育てサイトの検証をしていますか。目標数などはどのように設定されているのでしょうか。

【児童青少年部長】

子育てポータルサイトの主な想定対象者は妊娠中から小学校3年生程度までのお子様をお持ちの保護者としております。利用人数の目標は立てておりませんが、狛江市においてこの世帯数は約4,000世帯であり、1か月32,000ページのアクセス件数を目指しております。アクセス件数の確認については、毎月委託業者より報告書の提出をお願いしているところです。1年間の中で上下の波がございますが、目標を立てた平成25年4月より平成27年10月までの間で32,000ページを超えた月は31か月のうち16か月であり、目標達成率は51%となります。アクセス件数は少しずつですが、上昇傾向であり、平成25年度の後半から32,000ページを超えるようになる月が増え始め、先月は41,897ページでございました。
何歳のお子様を持った保護者の方がアクセスしているかということを、具体的に調査することはできませんので、想定対象者が利用をしているかということについては把握できていません。

【辻村意見】
アクセス解析など、狛江市は検証についてもう少ししっかりとした分析が必要ではないでしょうか?

サイト制作経費及び運営費について
では、これまで子育てサイト立ち上げ年度から現在までの年次ごとの主な事業内容と経費内訳、立ち上げ年度からの経費総額をみますと、子育てポータルサイトの構築は平成23年度より行われております。平成23年度は「こまえ子育てねっと」他2本のサイトを構築し、子育てポータルサイト構築委託費は8,967,000円、運営支援委託費が1,567,500円です。
平成24年度は「ここマップ」他2本のサイトを構築し、構築委託費は13,309,000円、運営支援委託費が3,056,000円です。
平成25年度は運営支援委託費が3,237,000円、平成26年度は運営支援委託費が3,237,000円、「こまえ子育てねっと」「こまえスマイルぴーれ」のスマートフォン対応が697,000円です。平成26年度までの総額は34,070,500円となります。
なお平成23年度、平成24年度の子育てポータルサイト構築委託費は双方とも「緊急雇用創出事業補助金」を利用し10/10の全額補助、サイトの運営支援委託費等は「子ども家庭支援区市町村包括補助事業補助金」より約1/2の補助をいただいているとのことです。
総額3,400万円かけているという事です。

質問2
では、各年度のアクセス数とユニークユーザー訪問者数の詳細と課題を教えて下さい。

【児童青少年部長】
年度ごとの総計でお答えします。
平成24年度のユーザー数は33,754人、訪問数は56,336件、PV数は208,588件、平成25年度のユーザー数は90,650人、訪問数は131,549件、PV数は370,902件、平成26年度のユーザー数は131,574人、訪問数は182,639件、PV数は399,539件となっております。
平成24年度から平成26年度までの全サイトのユーザー数の平均値、訪問数の平均値、ページビュー数の平均値を見ますと、各年度で増加しています。一方で、各個別のサイトごとに見ると、直近年度で減少しているサイトがありますので、個々のサイトについて、多くの子育て世帯に見られ、すぐに必要な情報にたどりつけるようにしていくことが課題であると考えています。また、ユーザー数に対してページビュー数が伸びておらず、サイトに訪れて1、2ページ程度見て、すぐにサイトから離脱してしまっていることが多いため、なるべく関連する情報を掲載し、多くの有用な情報を入手できるようなつくりにしていくことが課題であると考えています。

質問3
数字の伸びている月について、要因は何でしょうか。分析されていますか?

【児童青少年部長】
伸びている月の傾向として、ここ3年間においては毎年7月から11月にかけてアクセス件数が上がる傾向があるようです。夏から秋にかけては、子育てに関するイベントが多く、そのイベントを捉えて「こまえスマイルぴーれ」の市民委員を中心に記事にしており、それが子育て中の親子に見られているのではないかと考えております。

【辻村意見】
確かに市民委員さんたちが頑張られている事も要因であると思われますが、私の調査ではアクセス数の推移は例えば、年明けは、待機児童の保護者を始め保育園情報収集であり、夏は、市政45周年記念行事大盛況であった花火大会申込みがあり9000件以上あったのだと分析します。もう少しきちんとした分析をしっかりすべきではないでしょうか。

【辻村調査】
運用についての課題はなにか
職員は6つある全てのサイトについて、均等に、またこまめに情報更新をすることは、現状では難しい部分がございます。また、内容の更新だけでなく、サイトの周知を日々図ることも大切と考えますので、今後は狛江市のフェイスブック等の有効な活用法も課題とのこととのことでしたし、委託会社の現状と課題はより多くの子育て世帯に見ていただけるような工夫や取組みを提案ができているかどうかとのこと。さらに市民委員の方々のページが、掲載頻度もあがり、またリアルなイベントの取材などもあり活発化しているとお聞きしますが現状と課題としては、子育てをしながらの活動になりますので、忙しい子育ての時期に、モチベーションをあげて活動を続けることの大変さが課題となるのではと考えておりますとの事前調査をさせて頂きました。

質問4
では外部評価委員会提言書の指摘について
今回の外部評価委員の提言書には、子育てサイトについて指摘があったとお聞きしています。
内容を教えて下さい。

【児童青少年部長】
『子育てサイト事業については、6つあるサイトの中でアクセス件数が少ないサイトがあるが、市として提供しなければならない情報サイト以外は、サイトを廃止することも視野に入れるべきである。一方で、子育て世帯のニーズの高いサイトについてはより一層充実強化した方が効果的である。』といった指摘をいただいております。

質問5
行政としては、現状全体の実績評価についてどのように思われているのでしょうか。
部長の所感をお聞かせください。
また、外部委員会の報告書に対しどのように受け止め、今後対応されるのでしょうか。

【児童青少年部長】
子育てポータルサイト全体としては少しずつ認知度も上がりアクセス件数も上がっております。またアクセス件数に関わらず、市として情報提供が必要な部分を残していくことはご理解いただけると考えております。しかし外部評価委員会の提言につきましては真摯に受け止め、どのように整理していくか今後検討してまいります。

追加質問
狛江市で実施される様々な行事があります。今年は45周年のイベントがたくさん行われております。45周年といったことに限らず、イベントなどを、最適な期間に紹介し、また取材をして記事にしていくことが大切と考えます。市民委員の方に市の行事の情報提供を行い、案内していくには年間計画が必要と考えますが、市ではそういった計画を作り、事業を行っていますか。

【児童青少年部長】
編集会議の中で、市の行事等の紹介を積極的には行っておりませんでした。今後は市民委員の方に積極的に情報提供を行い、行事も含め、掲載していく内容について、年間計画を立てて実施してまいります。また、市の行事のお知らせについても、ツイッターやフェイスブック等も使い、より丁寧な情報発信に努めてまいります。

質問6
今後についてお伺いします。
一般的には、入札や契約制度にはいくつかの方式があり、例えば、一般競争入札や指名競争入札、随意契約などがそれに当たります。
狛江市にも、同様に事業者選定や契約方式には、いくつかの方式があり子育てサイトは、随意契約ということです。
その他、公募型のプロポーザル方式での契約の仕方もありますが、
まずは、外部評価委員会から事業内容の見直し、サイトの整理という指摘に対し、真摯に受け止め、誠意ある改善をしなければならないのではないでしょうか。

その為には、「外部の目」を入れ、事業内容の検証が必要かと思います。
これは、内部ではわからない事業の良し悪しを、客観的に見る事で、指摘にありました非効率な部分が洗いだされるという事です。本来の市の情報を伝え、より多くの方に活用して頂き孤独感のある母親を元気にするという目的から外れているものが何なのかわかることになります。また、同時に、サイトの特性をしっかりとつかむことになりますので、現在のサイト運営状況の可視化に繋がります。どのページに何人の人が何秒滞在している、ということなどから、市民ニーズの高さや関心度合いが分かる事になります。
この様なことから、5年目の節目に、外部の目を入れてサイトの検証を図る事は、必要だと思います。

そこで、専門家によるサイト検証を外部の目を入れて検証をされることを要望致しますが、ご所見をお伺いします。

【児童青少年部長】
専門家による検証をいただくという視点は大切なことと考えます。
どのような形でできるのか、今後の研究課題としてまいります。

質問7(総務部長)
狛江市では,工事受注者の適正な選定および指導育成を行い、公共工事の品質の確保を図ることを目的として、「狛江市工事成績評定規程」を策定していますが、内容と目的、そして事業者から得られた感想や成果について教えて下さい。

【答弁:総務部長】
狛江市工事成績評定規程ですが,狛江市発注の130万円を超える請負工事について,工事の成果を評定として客観的に点数化し,その評定結果を事業者に通知するというのが内容でございます。期待する効果としましては,工事の評定結果を通知することにより,事業者のモチベーションアップ,それに伴う公共工事の品質向上が図れることでございます。
 事業者からの感想とのことでございますが,結果通知をお渡しする際に,監督員より制度の説明をしていることもあり,事業者からは特に意見がありませんでしたが,「良」という結果であった事業者の方からは,「良い点をつけていただき,ありがとうございました」という言葉をいただいたと聞いており,事業者のモチベーションアップの一助になっています。また,全体的に見ても,評定点の平均は年々上がっており,公共工事の品質の向上が見られていると考えています。

意見
総合評価入札方式が今後ようやく狛江市でも導入予定です。
これは、例えば、より良い仕事をした事業者や障害者雇用を促進し地域貢献をしている事業者がより有利に入札に参加できるようになると言う仕組みの物です。
この工事成績評定も、市内事業者育成の観点から、大変有効だという事が分かっています。
子育てサイトにおいても、一定の外部の目を入れ、良い部分と改善点を明確にし、さらに多くの人が便利だなと感じながら利用するサイトになることが望まれています。

子育てサイトは、社会から孤立をしがちな核家族化が進む世の中において、子育て世帯を救う大切な行政窓口であり行政サービスの一環です。
市の取り組みを正確に適切なタイミングでお伝えし、利用をして頂きたい。市の情報や事業になるべく子育て世帯に関係のあるものは、事前に予定を立て、周知と情報発信、当日参加も増やせるように工夫をしてもらいたい。利用率向上は課題です。その為には、取捨選択、何が必要か、何を捨てれば良いのか。まずはしっかりと「外部の目を入れて」現状分析をして頂き、課題解決へ向かって変革を遂げて頂きたいと要望させて頂きます。よろしくお願い申し上げます。


以上

狛江市議会議員 二期目
自由民主党 辻村ともこ

 

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